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KOMPLETE12おそるべしw

知名度・信頼性ピカイチのシンセ音源群

   DTMをされている方ならNaitive Instruments 社(以下NI 社)のパッケージ商品KOMPLETEシリーズをご存じの方は多いでしょう。現在、無償版のKOMPLETE STARTを含め5つエディションがあり、ここに含まれるKONTAKT6はFREE音源からサードパーティー製品まで多くの音源が使用するサンプルプレイヤーであることから、世界中のユーザー数は相当多いことと思います。

 私もN I 社に限らず各社のシンセ類を使っていますが、とにかく高品質な音質・音像なので、ここ数年はKOMPLETEを中心に使うことも多くなってきています。開設したばかりのブログのネタ第一弾として、そんなKOMPLETEシリーズを簡単に紹介してみたいと思います。

メリット

  • 高音質
音質としては申し分ありません。プロの方も使うデファクトスタンダード音源ばかりです。また、KONTAKT音源の完成度は高く、そのままソロ演奏できるような音に調整されています。
  • 調整しやすい
他社製品もそうですが、パラメータが豊富で、慣れれば好きなように調整できると同時に、KONTAKTで新しい音源を入手した時に既存の知識が使えるので楽なことも多いです。
  • 割安
コストについては後で触れますが、KOMPLETEは含まれるシンセ類やエフェクタ類をバラで買うより破格の安さでパッケージングされており、そこを考えると非常に割安感はあります。

デメリット

  • 重い
高機能過ぎて、ソフトとして重いので、それなりのマシンスペックを必要とします。
  • 音源が多すぎるw
有名なKONTAKTやMASSIVEに限らず、パッケージには音源類が使いきれないぐらいたくさん入ってます♪だからと言ってバラで買うと超割高w
  • 音が仕上がりすぎ
KONTAKT用の音はそれぞれが完成しきっていて、ソロなら良いけどオケだと馴染まないことがある多々あるように感じますwまぁ、これは贅沢な悩みですね♪DTMされる方の道具ですから音質は必要に応じて調整してくださいw
  • 値段が高い
メリットで書いた割安と相反しますが、セール時期以外、SELECTで25,800円、スタンダードなもので72,400円、ULTIMATEになると144,400円、COLLECTOR'S EDITIONになると204,800円ですww(2019年7月の日本円価格)
 これらは、アップグレードで少しずつ上のランクに買い替えてもムダがないようになっているので必要なものから買うことをお勧めします。私が使い始めた頃は無償のSTARTは存在せず、SELECTの購入から始めましたが、正直セレクトされ過ぎて、自分が使うジャンルの音が無かったので使い物になりませんでしたw

ULTIMATEの悲劇w

最後に、私は先月までのサマーセールを機にKOMPLETE11を12にアップデートすると同時にスタンダードをULTIMATEにアップグレード購入しました。その結果、残念なエピソードが起きてしまったのでご紹介をw

 こちらをご覧くださいw
今まで使っていたKOMPLETEの容量が220GB以上、購入したULTIMATEの容量が600GB以上となっていたので、差分400GBも空きがあれば充分だろうと踏んでダウンロードに挑んだところ、800GBも要求される大惨事wwwそんなに空いてないから!!w

 私のPCは1TBのSSDでOSから音源まで全てをまかなっているので、500GB程度の空きしかありませんwまぁ、このマシンは急逝したPCの代わりに作った関係で、データ引き上げ用に旧PCのHDDがそのまま入ってるので、そこから古いOSなど全部消せば、なんとか800GB確保できるかな♪

そんなわけで、予想以上のストレージ容量も必要と分かったULTIMATEの悲劇でございましたww

KOMPLETE START

オマケですが、興味を持った方向けに、無償版KOMPLE STARTのダウンロードリンクを張っておきます♪まだ使ったことのない方は、是非お試す価値のあるものだと思います。


KOMPLETE STARTダウンロードサイトへ



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