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初音ミクNTについて思うこと

 2020年が始まり、1ヶ月が過ぎようとしています。最近の今年の1番の関心事は初音ミクNTの行方といったところでしょう。  正月早々に、私も購入予約をしましたが、システムの移行はどうかな?ご存知ない方のために簡単に触れると、初音ミクNTはボカロではないのです。この動画を見て、え?同じじゃないの?と感じられる方も多いことでしょう。現在はボカロという言葉で一括りにされる合成音声に歌を歌わせるシステムを世に広めたのはYAMAHA社が開発したVOCALOIDシステムです。VOCALOIDシステムは開発当初のVOCALOID1からVOCALOID5まで5つのバージョンが開発され進化を続けています。  2007年に発表された初音ミクは、クリプトン・フューチャー・メディア社が、VOCALOID2システムを利用して商品化したキャラクタボイスです。当時のニコニコ動画ブームも相まって、爆発的な人気となり、そこからのボカロブームは皆さんもご存知の通りです。もしかしたら、初音ミクをきっかけにDTMを始めた方も多いのではないでしょうか。私も初音ミク発売と同時に購入した口ですが、2004年にカイトやメイコに興味を持って楽器店で相談した事があり、「こんなの使えないよ」と楽器屋に止められた過去があるので、あの3年後に世界が一変したなという懐かしい思い出もあったりします。その後、VOCALOID以外にもUTAUなど合成音声に歌わせるシステムはちらほら見られるようになり、ユーザー視点では、複数のプラットフォームが存在するのは面倒だとずっと考えていました。それは、VOCALOIDを打ち込むためのエディターが複数存在していたことも原因の一つです。  VOCALOID開発を牽引してきたYAMAHA社の剣持さんが担当を離れてから発表されたVOCALOID5システムは、方向性が大分変わり、どちらかというと一般音楽クリエイター向け音源としてチューニングされているように感じます。そして、システムバージョンが上がる度に追従して発売されてきたVOCALOID初音ミクが1年以上も反応を示さなかったので、何かあるのだろうと思っていたところでの昨年末の発音ミクNTの発表でした。  正直、慣れ親しんだ声を使うために購入はしたものの、私の性格からすると別々のエディタを立ち上げて使うのは煩わしく、結果としてクリプトン社キ